◆本の概要◆
 よしもとクリエイティブエージェンシー所属漫才コンビ・博多華丸・大吉の博多大吉の処女作。「人間には『26歳』の時に人生を好転させる何かが必ず存在する」という仮説の他、あらゆる年齢における人生の法則を、古今東西の偉人やスターの人生を元に検証する。2010年に単行本出版。後、2014年に加筆修正して文庫化。※リンクは文庫版。

◆著者情報◆
名      前:博多 大吉(はかた だいきち)
コンビ名:博多華丸・大吉(1990年結成)
相      方:博多 華丸(はかた はなまる)
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◆感想◆
 「人間には『26歳』の時に人生を好転させる何かが必ず存在する」という仮説の他、あらゆる年齢における人生の法則を、様々な年代・ジャンルのスターの人生を元に検証する本書。登場するスターの分野は日本のお笑い、音楽、野球、サッカー、プロレス、漫画などで、多岐に及ぶとするか著者の好みに偏っているとするかは人によって判断が分かれそうな感じです 笑

 大吉さん曰くこの本は「僕と言う人間が頭の中で作り上げた「~かも知れない論文」なのだ。」という事なので、あまり真面目に捉えず「わ、本当だ~!」とか「へ~!そうなんだ~!」とか思いながら楽しむのが良いのだと思います^^
 実際、仮説や検証結果の信憑性にいちいちマジレスする気持ちがなければ、色んな人の波乱万丈サクセスストーリーを読める「偉人伝バラエティパック」といった感じで面白かったです。

 中でも一番楽しかったのがお笑い界の話で、ビートたけしさん、志村けんさん、明石家さんまさん、タモリさんなどの、若い世代からすると「凄いのは知っているけど、なぜなにがどう凄くて、何を成し遂げてきた方なのかよく分からない」レジェンドの方々について、さわり程度なのでしょうが、その功績が分かりやすく書いてあるのが面白かったです。
 なので、ちょっと昔の本ですが、意外と歴の浅いお笑いファンで、大御所芸人さんに興味がある方におすすめかも。最近流行りの「芸人による芸人評」が好きな人も読んでて楽しいと思います。

 また、「26歳の法則」になぞらえ博多華丸・大吉の福岡吉本時代、ブレイク前夜の様子も描かれているので、華大さんに関心がある方にもおすすめです。
 (※ちなみに、その辺りの大吉さんの自伝的な部分がもっと詳細に知りたい方は、YouTobeチャンネル「カジサックの部屋」の大吉さんゲスト回前編後編をご覧いただくか、cakesで連載休止中の大吉さんの自伝「疑心暗鬼」(有料会員登録が必要)を読んでいただくと良いと思います。どっちも面白いですよ!)

 芸人以外の職業について検証した所も、文章が分かりやすくて、かつ盛り上げ上手でもあるので楽しく読めました。
 今も昔も控えめで大人しい印象の大吉さんが、そのイメージ通り理路整然と分かりやすい一方、意外と熱っぽく読者の感情をあおる様な文章の書き方をするのが意外でしたが、個人的には大吉さんの好きなプロレスで、その試合を盛り上げるのに一役買っているの「実況」のエッセンスが入ってるせいだったりして…?とか勝手に思っています 笑

 それと、裏表紙に「構想8年、執筆に3年。」とありますが、一介の芸人である大吉さんが、本業もしながらこれだけ多くのスターについて、仮説に沿ったエピソードをしっかり調べ書き上げた精神力と熱量が、単純に凄まじいなと思います。

 最後に、この本の中では「26歳」の他に「38歳」や「51歳」など書く年齢における法則を検証しており、大吉さんご自身、最終的に「「年齢学」はすべて僕の妄想」とおっしゃっています。
 しかし、単行本の出版から10年経った現在、お笑い界を若返らせた「お笑い第7世代」ブームの筆頭である霜降り明星がM-1で最年少優勝したのがせいやさん26歳、粗品さん25歳であったり、芸人のYouTobe参入の道を切り開いたカジサックことキングコング・梶原さんがYouTobeを始めたのが38歳だったりと、色々検証したら面白そうな出来事があったので、また妄想してみてくれないかな~なんて思っています 笑

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