◆本の概要◆
 松竹芸能所属お笑いコンビ・よゐこの有野さんによる育児本。
 人気ブログ『よゐこ有野 書記係に立候補します』※のレアコーナーである『パパ丼(育児に関する記事カテゴリ)』を、ほぼ全編書き下しで書籍化したもの。
 ※Yahooブログサービス終了に伴い閉鎖。現在の公式ブログはLINEブログの『有野課長と呼ばれたり』。

◆著者情報◆
名      前:有野 晋哉(ありの しんや)
コンビ名:よゐこ(1990年結成)
相      方:濱口 優(はまぐち ゆう)

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 こんにちは。黒飴かりんとうです。
 今回は『有野晋哉の父も育つ子育て攻略本 著:有野晋哉』の感想文を書いてみようと思います。
 感想文という性質上多少ネタバレしておりますので、ご了承の上お読みくださいませ。
 大丈夫だよ~という方はどうぞ先にお進みください。PCにてご覧の方は『続きを読む』からどうぞ。

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◆感想◆
①男女問わず、「子供がいる生活」がどんな風か覗いてみたい人へ。
 全編口語で書かれた親しみやすい文章でとても読みやすかったです。子育て本ですが、お子さんがいる人いない人、誰が読んでも楽しめると思います。

 タイトルに『子育て攻略本』とあるので、私はてっきり、お父さんが子育てに関わる際のコツや注意点をテーマごとに解説するような内容かと思っていましたが、全くそんな事はありませんでした。元々はブログのワンコーナーだったものを書籍化しただけあって、どちらかというと娘さんとの日常をありのままに書いた、体験記的な内容となっております。
 ですので、「これから父親になるにあたって、どうやって子育てしていけばいいか具体的な方法が知りたい」という方には少し物足りない内容かも知れません。しかしその分、指南書の類でともすると感じてしまいがちな説教臭さや、なんとなく叱られてる感はほとんど感じなかったので、心軽やかに読めると思います。

 また、本の内容や書いた目的については、有野さんご自身が『はじめに』で以下の様におっしゃっています。
あと何回オムツを換えたらオムツを卒業できるんやろ?いつ喋るんやろ?おしゃぶりは?それらはどの順番でクリアするんや?
と、細かく人に聞くのは子供みたいで格好悪いし、聞いてしまうと、それより早いと嬉しいけど、それより遅かったら不安になる。でも、どんなことが起こっていくかはちょっと知りたい。
これは、僕のゲームスタイルと一緒で、説明書は読みたくないくせに、ボスがいつ出るのかは知りたい。
その場その場で驚き!受け入れ、楽しみたい!でも、本音は
やっぱりちょっと知りたい。
僕みたいな人の為に作りました。

『有野晋哉の父も育つ子育て攻略本 著:有野晋哉』
P.6 7行目~P.7 9行目より引用

 …とのことですので、男女問わず子供がいる生活がどんな風かを知りたい人に良いのではないでしょうか。
 特にこれからお父さんになる方、子供を作ろうと思っている男性で「子供がいる生活ってどんな風になるんだろう?知りたいけど、あんまり今から父親として厳しく躾けられるような内容の本はちょっと身構えちゃうなぁ」なんて思っている人が子育ての様子を知るための、最初の一歩の本にちょうどいいんじゃないかな。と思いました。
 独身女性である私が言うのもなんですが(^▽^;)ゞ

 もしかしたら世のお母さま方や既婚女性からしたら、もう少し具体的な心得も知った上で、父親としての覚悟を決めてもらわなきゃ困るよ!と、思うのかも知れませんが、最初の一冊に、ということで!
 

 またこの本のもう一つの良い所は、『男性目線での子育てに関する幸せな一面を知る事ができる』という点だと思います。女性目線の育児本は沢山ありますが、男性目線と言うと、たぶんまだまだ女性ほど多くないのではないでしょうか?そういう意味でとても大切だし、貴重な一冊だと思います。

 この本を読む限り、まずもって有野さんがだいぶ子煩悩なお方の様なので、基本的には「子供のしつけにこんなに苦労した!」とか「子育てを巡って奥さんと喧嘩した!」といった感じのマイナスなエピソードは出てきません。
 かと言って、過剰に幸せエピソードや娘かわいいエピソードを並べ立てたり、芸人さんっぽくちょっと盛ったおもしろエピソードを披露するでもなく、淡々と「子育てしてると、こんなことがあるんやで~。」と、体験を語ってくださっています。もちろんその中に「娘がかわいい」や「こんな面白い事があった」という話もありますが、あくまで数ある子育てエピソードの一部、といった感じでした。
 そんなほんわり穏やかな雰囲気の中に、娘さんへの愛情や子育てをする幸せが漂っているような感じがして、なんだか読んでいるこちらもほんわり幸せに安心して読めました(*´ω`*)
 特にP.58の『くるぶしを触りながら』で娘さん(長女)が「くるぶしにはおまんじゅうが入っているんだよ」と主張する話は、もう可愛らしさと微笑ましさが大爆発で爆死…これが幸せのおすそわけか…と言った感じでしてはい…。

 私はアラサーでありながらダウンタウンもナイナイも、なんならはねるもピカルもすっとばしてアメトーーク!!きっかけで急にお笑いファンになった人間なので、有野さんのことはよく存じ上げないのですが、何となく穏やかで優しそうとだな~思っていたイメージ通りの印象でした(*^▽^*)

②未婚女性として思ったこと。
 それから、未婚女性として特に印象に残った話が、この本のP.112『外食での勝手な思い』の項です。
 ここでは、簡単に言うと『幼い子供連れ家族がやってもらえるとありがたいと思う飲食店でのサービス』について書かれていたのですが、子供がいないとなかなか気がつかなそうな内容も多く勉強になりました。

 例えば、『テーブルにつく年齢の子供であれば、おしぼりはあげて欲しい。若い店員さんでもくれる人はくれるし、子供がいそうな年配の店長っぽい店員さんでも、くれない人はくれない。』という話があったのですが、これは意外とできない人もいるんじゃないかと…というか私自身、いざ飲食店の接客をやったとしたら、ちゃんとできるかな?と思って、考えさせられました。

 こういうのっていわゆる『常識』に分類される知識で、年齢と言うよりは経験によって個人差が出るものですよね…知っておかなきゃいけないとされているのに学校で教わる訳ではないので、親から教わるか職場で教わるかしないとあまり知る機会がない…というのが難しいなと思います。

 私も以前接客をやっていた時、お子様だけでなくお年寄りや妊婦さん、障がいがある方など色んな方と接する機会があったのですが、どんなことは自分でできて、どういう時に助けて欲しいのか分からず上手く対応できなかったことも多々ありました。
 しかし、少なくとも私が勤めていた職場ではそういった『お客様の特性ごとの対応』は基本的な接客方法としては教わらず、分からなかったら随時上司に聞く。という感じだったので、本人の意識の高さや上司の優秀さなどによって本当に個人差の出る部分なんだろうなと思います。
 それに、正社員とパート・アルバイトで教育の丁寧さに差があると言うのも、サービスにバラつきが出る原因の一つとしてありそうですよね…特に人手が足りない店舗だと、途中から入ったパート・アルバイトの方への教育ってきちんと時間が取れなくて、抜けがあったりするので…。
 なんなら店舗にいるのは社員よりもパート・アルバイトの方が多いのに、教育に差があるのはちょっと不公平だよなと、以前勤めていた職場では常々思っていました。

 また、話は戻りますが、やはり子供連れ家族への気遣いは、接客業に就いていなくて未婚で子供がいなくても、成人済み女性であれば無関係ではいられないよな、とも思います。
 なぜなら自分に子供がいなくても、友達が結婚して子供を産みますので…そして、既婚の友達と未婚の友達が混ざってランチとか全然ある!
 ということは、未婚でもある程度その辺の事は知っていないと、友達に申し訳ないことをしてしまう事もあり得ますからね…(男性はその辺どうなんでしょう?勝手に女性と比べると少ないイメージを抱いているのですが)。

 現状『子持ちの方への気遣い』という常識を知る術が自主的な情報収集しかない以上、私も少しでも学習していかなければなと、お陰様で襟を正す思いであります。 

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 以上が『有野晋哉の父も育つ子育て攻略本 著:有野晋哉』の感想文となります。
 最後まで読んで下さってありがとうございました!
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 ではでは、また次の感想文で~。


◆『育児本』の感想文◆
芸人と娘 著:尾関 高文(ザ・ギース)感想〜サクサク読めてうふふ(*´▽`*)と笑える芸人パパと娘さんの日常。〜


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