◆概要◆
 ラジオ番組を題材にしたムック(雑誌と書籍を合わせた性質を持つ刊行物)。タイトルにもある通り、各局の人気ラジオ番組をハガキ職人とリスナーの投票によって順位付けした『人気ラジオ番組最強ランキング 2020』をメインの特集としている。
 ランキングは①芸人ラジオ部門 ②アーティスト・俳優・タレント部門 ③番組アシスタント部門 ④アイドル・声優部門 ⑤スポット番組部門 ⑥ネットラジオ部門 の全6部門に分けて紹介されており、『芸人』『アイドル』など限定したジャンルに囚われることなく、幅広い番組の概要や魅力を知ることができる。
 その他、人気パーソナリティーへのインタビューや、ラジオ番組を盛り上げるには欠かせないハガキ職人による座談会など、本誌独自の特集も多数。ラジオ好きはもちろん、むしろラジオ初心者やライトなラジオリスナーにおすすめの一冊。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 こんにちは。黒飴かりんとうです。
 今回は『人気ラジオ番組完全ガイド 2020』の感想文を書いてみようと思います。
 こちらのムックに関しては、過去4回推し芸人さんのインタビューの感想文を書いておりますが、今回のムック全体の感想を最終回とさせていただきます。

◆人気ラジオ番組完全ガイド 感想シリーズ◆


 多少ネタバレしておりますので、ご了承の上お読みくださいませ。
 大丈夫だよ~と言う方はどうぞお納めください。
 パソコンの方は、『続きを読む』からどうぞ。

◆感想◆
①ラジオ界の勢力図、推し芸人さんの位置が分かり興味深かった。
 これは私の個人的な考えですが、ラジオのお仕事というのは、

『芸人さんにとっては、テレビほど大衆に合わせることなく、素のままで本当に面白いと思っていることを言える場所。』『パーソナリティーだけで長時間放送するので、しゃべりが上手くないと成立しない、芸人としての実力が試される場所』
 =『ラジオが面白いと認められるのは、ディープなお笑いファンの心を掴める感性と、長時間しゃべり続けられるトーク力を兼ね備えた、実力のある芸人さんだけ』

 …というイメージがあります。
 もちろん、テレビとラジオでは求められるものが違うと思うので、それぞれで活躍する芸人さんのどちらかの方が面白さが上だとか下だとか言うつもりはありません。
 しかし、芸人さんの面白さを評価する基準の一つとして『ラジオが面白い』というのは結構大きいのではないかと思っています。

 そんなラジオという分野で、一体どんな人たちが支持を集めているのか。
 そして、自分の推し芸人さんはどの位置にいるのか。

 これが今回ランキングという形でハッキリと分かることで、私は何組かの芸人さんを見る目が変わりました。

 私にとってはその最たる例がアルコ&ピースさんで、ラジオスターだという事は存じ上げておりましたがこんなに圧倒的だとは露知らず…。こうしてバーン!と順位が出てみるとその凄さがよりリアルに感じられますね(;・∀・)
 その他の上位ランクイン番組も、一度は面白いという事を耳にしたことがある番組ばかりでした。今まで何となくでしか把握していなかったラジオ界での勢力図(こういう書き方をすると争っているみたいで良くないかもしれませんが、他に上手い言い方が見つかりませんでした)が分かってみると、特にTOP10入りした芸人さんは改めてその凄さを認識するとともに、なんだか敬意が芽生えてしまいます。

 それから、自分の推しがどの位の位置にいるのかな?という見方をするのも楽しく、個人的にはどの推しも思ったよりも上位で嬉しかったです(^▽^)



 また、芸人さん以外のラジオ番組のランキングも大変興味深かったです。
 私は基本的に芸人さんのラジオしか聴かないので、今まで他分野のパーソナリティーの番組に思いを馳せることはありませんでした。しかしこの雑誌に目を通してみると、芸人さんの番組とはまた違った多種多様の番組があり、ラジオの世界というのは私が思っていたよりも広かったのだな~と、一つ賢くなった気分です。

 その一方、芸人パーソナリティー以外の人気ラジオ番組も沢山ある…とは言いつつ、やはり芸人さんの番組がラジオ界を席巻している様だなということも同時に思いました。少なくともこの本を読む限りではそういう印象です。
 まず掲載番組数からして芸人さんの番組が一番多いですし、女性タレントやアイドルの方々、アーティストさんの番組ですら『ありのままのぶっちゃけ話』『下ネタ』や『芸人並みのトーク力』が褒め言葉として多く並んでいます。そういった褒められ方をするパーソナリティーが支持される辺り、やはりラジオリスナーの全体的な傾向として『お笑い要素』『芸人要素』を求めている人が多いみたいで、それなら芸人さんが席巻するのも納得だなと思います。

 そんな風に、芸人ラジオ界のみならず他ジャンル番組との勢力図が分かったのも、とても面白かったですかったです。

 とにかくそんなこんなで、この雑誌に載っている事が全てとは限りませんが、今まで薄らぼんやりとしか見えていなかったラジオ界の様子が少しはっきりと分かったのが勉強になりました。



②ヘビー&ライトリスナー両方楽しめる、タイトル通りの『人気ラジオ番組完全ガイド』
〇ライトリスナーにとって良いと思った点〇
 さて、冒頭の◆概要◆にも書きましたが、この本はラジオ好きはもちろん、むしろラジオ初心者やライトなラジオリスナーにとても良い一冊となっております。

 突然ですがヲタクの皆さん。Twitterやっていますか?私はやっています。
 Twitterって基本的には推しが同じ人をフォローすると思うのでけすど、お互い推しが複数いるって事もありますよね?そうするとフォローしている人の『自分と被ってない推し』の情報がTLに流れてきて、特に好きな訳では無かった芸人さんの情報に何故か詳しくなっていき、いつしか気になる存在に…みたいな事って超あるあるだと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
 そうやってどんどん色んな芸人さんの『あのラジオが面白い』情報が増えてはいくものの、具体的にどんな内容かは分からないまま気にはなってる…かと言って自分から一組一組調べる程の熱意はない。一体どれから聞き始めたらいいのか…?そんな状態に陥っている方いませんか?私は陥りまくってました(^▽^;)

 はい!そんな時に良いのが、こちらの『人気ラジオ番組完全ガイド』です!笑

 こちらのムック、かなり多くの番組を掲載していて、実際に数えてみた所、芸人部門50番組、アーティスト・タレント・俳優部門30番組、アシスタント部門10番組、アイドル・声優部門30番組、ネットラジオ部門15番組と、なんと全135番組がランキングされていました。
 これだけ多くの番組を網羅していれば気になっていた番組も大抵は載っているでしょうし、もしかしたらその中から特に自分に合った番組に出会えるかもしれません。

 面白いラジオ番組を幅広くカバーしつつ、番組一つ一つの魅力をしっかり教えてくれる…。
 正しくタイトル通り、『人気ラジオ番組完全ガイド』です。

 これを機に、前から気になっていたあの番組の魅力を知って、試しに聞いてみるのも良いかも知れませんね(*^▽^*)


 また、ランキング形式になっているので人気番組がどれなのかが一目瞭然という点も、初心者~ライトリスナーにはとても便利です。
 もちろん本書で編集者さん自ら「コンテンツに上も下も、1位もビリもない。」とおっしゃっていたように、下位の番組は面白くないという事ではありませんが、多くのリスナーの支持を集めるという事は、上位の番組がそれだけ面白いということだというのもまた、一つの事実と言えるでしょう。
 なので、ランキング形式になっていることで、内容に関して特にこだわりがなければ、とりあえず上位番組を試しに聞いてみる…という素早く効率の良い判断ができるのは、個人的にはとても良いなと思いました。



〇ヘビーリスナーにとって良いだろうと予想される点〇
 さてさて。「そんなに初心者向けに作ってあるなら、ヘビーリスナーには物足りないのでは?」と思うかもしれませんが、全くそんな事はありません。

 …と思います。私ヘビーリスナーじゃないので分かりませんが(^_^;)

 なぜそう思うのかというと『ハガキ職人座談会』の様な少しマニアックな企画もしっかり組んであるからです。
 この企画は単純に文章が面白かったのでライトリスナーの私でもとても楽しく読ませていただいたのですが、ハガキ職人さんの名前まで覚えるほど聞き込んでいる方なら「あの有名ハガキ職人の〇〇さんだ!」とより楽しめるのではないかと思います。
 その他の『スペシャルインタビュー』や『有名リスナー座談会』も、やはりヘビーリスナーの方が内容がより深く理解できるのではないでしょうか。

 またこの本は一般リスナーはもちろん、ハガキ職人やラジオ有識者を含めたリスナーのコメントが、全体通してかなり多く散りばめられています。そんなリスナーのコメントに「わかるわかる!」とか「そんな風に思うんだ!」と共感したり感心したりしながら読み進めるのもこの本の楽しい所なのですが、これも、聞いている番組が多いヘビーリスナーの方であればある程、共感できる部分が多く、より楽しめるのではないかと思います。

 …まあ、おそらくヘビーリスナーの方はとっくにこの雑誌を買って隅から隅まで読んでいらっしゃると思うので、あえて私の様なモンが生意気に「こんな所がヘビーリスナー向けですよ~!」なんて言う必要ないと思いますが…(^▽^;)ゞ
 ただの感想文ですので、一応思った事は書き記させていただきますね 笑


③この雑誌を読む際の注意点
 さて、以上の様にとても素敵な『人気ラジオ番組』なのですが、私が実際に全て読んでみて思った、読む際に心得ておいた方が良いと思う点も幾つかありますので、併せてご紹介いたします。
 もしまだ読んでいない方がこの記事を読んでいるとして、より楽しくこの本を読むために…という趣旨でございます。それではどうぞ。

〇情報量が多い分、特に目的もなく頭から読み始めると、完読するのにめっちゃ時間がかかる〇
 先ほども書きましたが、こちらの本はランキング特集で取り扱っている番組の数が135番組とまず膨大ですし、その他のインタビューや座談会企画も合わせると、かなりボリュームのある内容となっております。なので『とりあえず読んでみよう』という軽い気持ちで読み始めるとかなり時間がかかるし、途中で挫折しかねません。

 ちなみに管理人は『よっしゃ!折角だしとにかく全部読むぞ!』
 と気合だけで読み始めた結果、
 全て読み終わるのに約3時間かかりました。
 (1時間毎に入れた15分休憩は除く)

 …お、面白かったけど疲れた!!
 ムックってもっと手軽に読める本じゃなかったっけ…!?((((゚  ゚;))))

 このムックを完読するのがいかにハードであるか、分かりやすいように試しに他のムックと比較してみましょう。比較対象とさせていただくのは、またまた登場いたしました。同じくラジオをテーマにしたムック『芸人芸人芸人volume2 【特集】ラジオスター』です。

 まず、大きさと厚さの比較です。
IMG_0398

(左:芸人芸人芸人volume2 表紙より引用
  右:人気ラジオ番組完全ガイド 2020 表紙より引用)

image0

左:芸人芸人芸人 右:人気ラジオ番組完全ガイド

 大きさはどちらも同じ位ですね。厚さの方も、『芸人芸人芸人』の方が少し厚みがある位でほぼ同じです。

 続いて内容の比較です。
 まず『芸人芸人芸人』の方は、同じラジオに関するムックでも『ラジオスター』という特集名の通り『芸人パーソナリティー』に焦点を当てています。インタビューをした芸人さんは全13組で、それに加えて他の特集も幾つかある…といった内容。
 一方『人気ラジオ番組完全ガイド』は、ランクによるページの割かれ方に差はあれど、全135番組を取り扱っている上、インタビューや座談会企画もあります。なので、取り扱いトピック自体圧倒的に『人気ラジオ番組完全ガイド』の方が多いということになりますね。
 
 更に言うと、『芸人芸人芸人』は、各芸人さんに配分されたページ数に対して、インタビューが占めている割合が少ないです。例えばアルコ&ピースさんの特集は14ページ中インタビューが載っているのはたった4ページで、あとはお二人のお写真となっております。
 余談ですが、人を対象に特集しているからかも知れませんが、『芸人芸人芸人』に限らず『お笑い2020 volume1』や『別冊+act』シリーズなど、この手のムックはインタビューよりも芸人さんの写真にページ数を割いているものが大半です。

 しかし、『人気ラジオ番組完全ガイド』そんな生易しい雑誌ではありません。
 この雑誌、デザインのPOPさと写真の使用量の多さでつい誤魔化されてしまいますが、実は全ページ何かしらの文章が書いてあり、なにも読まなくていい写真だけのページが1ページもありません…!

 なので、先ほど挙げた様なお笑い芸人さんのムックに慣れた人が油断して最初から読み始めていくと、なかなかゴールにたどり着けず途中で挫折するか、めちゃめちゃ疲れながら完読することになる可能性があります(私のことです)…くれぐれもご注意を!

 全部読むなら日を分けて少しずつにするか、休みの日にお茶とお菓子を用意してゆっくり楽しんで下さいね。

 うっかり仕事や学校から帰ってきてから全部読もうとすると、いつの間にか夜遅くなってて「あれ?もうこんな時間??まだご飯も食べてないしお風呂も沸かしてませんけど???」とかなるかも知れませんよ…くれぐれもご注意を!!


〇「短時間で聴けるもの」「ディープで聴き応えがあるもの」など、自分の好みに合った番組を探すのにはコツがいる〇
 また先ほども書いた様に、ラジオ番組に特にこだわりが無く『とにかく人気の番組を聴きたい』と言うなら上位ランクイン番組を聴いてみれは良いのですが、『短時間で聞ける』『ディープで聴き応えがある』『初めてのリスナーでも入りやすい』など、聴きたい番組に自分なりの条件がある場合、好みの番組を探し出すのに少し手間がかかります。
 この本の場合、取り扱い番組数が多い上、単純にランキング順に番組を羅列してあるだけで、特徴毎に分けて特集されている訳ではないので…。

 なので、時間をかけて全部読む覚悟がないのであれば、あらかじめ自分なりの条件とその優先順位を決めてから、ページや記事の見出し、各番組の『だから聴くべきPoint』という部分、放送時間などをヒントに自分に合いそうな番組をピックアップするのがおすすめです。
 あと手っ取り早いのは、雑誌をパラ見しながら、写真で好きなパーソナリティーを何人か見つけて、その中から聞いてみるという方法ですかね。

 …というかもしかして、みなさん言われなくても最初からそうするのでしょうか…?
 何も考えず最初から読み始めた私がアホだった説…?(・_・;)


④私が新たに聴いてみる事にした番組
 これは完全に余談なので手短に済ませますが、折角なのでこれを機に聴いた事が無かった番組に手を出してみたいと思います。ずっと聞き続けるかは分かりませんが、少なくとも1回は聞きますよ!(`・ω・´)
 では、ラインナップはこちら!

・ハライチのターン!
 上位の中から1つはというのと、TLでよく見かけるので。あと、岩井さんの本が面白かった。

・さらば青春の光が、Taダ、Baカ、Saワギ
 ニューヨーク・屋敷さん繋がりで元々さらばさんが結構好きなのと、30分という短さが良き。あと、森田さんの本が面白かった。

・藤田ニコルのあしたはにちようび
 芸人さん以外の女の子から一人。上位ランクインだったし、バラエティでよく見るので多分面白いだろうと…。あと、いつか航基くんがゲストで来る時に備えて笑

・アルミカンの今夜も勝負パンツ
 芸人部門で唯一の女性コンビ。関西芸人さんでしかもよしもとでは無く松竹。多分まだ全国区じゃない若手なのに、ネットラジオでは無く公共放送でランクイン。いろいろと興味深いので。

 以上の4番組です。もしかしたら、聴いてみた感想も後日書くかもしれませんし、書かないかもしれません。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 と、いう訳で、以上が『人気ラジオ番組完全ガイド』の感想文となります。
 ちなみにこの『人気ラジオ番組完全ガイド』、続編の刊行が決まりそうな雰囲気らしいですよ(^ω^)


 スタンスは変えず…と言うのはおそらく『ラジオ好きみんなで作る本。』というコンセプトの事だと思いますが、もし次が決まったらどんな切り口になるのでしょう?今から楽しみですね。

 それでは、最後まで読んで下さってありがとうございました!
 面白かったよ~という方は、拍手、コメント、星による評価などしていただけると大変励みになりますので、よろしければお気軽にお願いいたします。コメントはあまり厳しい事は言わないでいただけるとありがたいです 笑

 ではでは、また次の感想文で~。

◆人気ラジオ番組完全ガイド 感想シリーズ◆

◆『ムック』の記事◆


◆ブログ更新の通知を受け取りたい方はこちら◆